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人跡未踏の資源再生請負人

弊社はゴミ回収屋です。

片付けて、運んで、捨てる、これも私たちの業態の重要な一面です。
その昔、栄華を誇ったローマ帝国も、都市衛生の管理がずさんであったため、疫病が大流行して滅びることとなったのは有名な話です。当時、廃棄物処理という役割があったかどうかは不明ですが、人（の手、口）を経て、消費され、不要なモノは捨てるといった一連の流れは、今も昔も変わらないはずです。

しかし、それも転換期と感じています。
増産、増員、増設等、、、全てが右肩に上がっていくという可能性は潰えています。言い換えれば、ゴミクズだけは増えていくという常識が通用する時間もまもなく終わり告げるということであります。

日本国内では2000年（平成12年）に、循環型社会を目指して、「循環型社会形成推進基本法」という基本理念をまとめた法律が施行されています。法治国家だから、万人がゴミクズをリサイクルしなければならないと、べき論を振りかざすつもりはありません。むしろ、我が国は建設リサイクル法、自動車リサイクル法などの個別リサイクル法も整備されている、くらし易い国家であるということに誇りを持っています。

ですから、だからこそ、一国民として、一社員として、又は一個人として、今後の企業活動や生活に伴う副産物と、どの様に関わり、何をどこまでするかは、私たち自身に委ねられているということに自信をもっていいと思うのです。

弊社は、一法人として選択しています。
様々な廃棄物を処理するだけにとどまらず、再生(rebirth)していくことに挑戦し続けることを。従来からの衛生面の確保をすることはもちろんのこと、新たなゴミ再生の常識を発見し、提案していくことが、弊社最大のミッションであり、次世代の若者たちへの約束であると。

令和6年4月1日
平川　知行